きみの友だち


【ユーザーによる評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 31件
[5点] 子供版その日の前に
まず読んで感じるのは、生のありがたさである。
しかし、同時に、障害を負っても、死を宣告されようとも、その日その日を精一杯生きる大切さを改めて感じさせられた。
彼女がもし障害を負わなければ、どんな人生を送っただろう。
それはそれでまた違った幸せがあったに違いないが、障害を負ったゆえの幸せもあったのではないだろうか。
そう考えると、人間どんな境遇にいようとも、
希望を持ち精一杯生きることで幸せをつかむことができると思うのは、
健康な人間の傲慢か。 (2008-02-09)
[5点] 読んだことないです
この本やばいらしいっす

読んだことありません

友達ってなんなのか考えるらしいです

友達の友達はみんな友達って思ってる人も読んでみれば?
内容しらねぇーけどさ (2008-02-07)
[5点] みんなの上に もこもこ雲
お空からいつも見つめてくれているもこもこ雲
足を悪くしてから友達ってどんな存在かを自分なりに見つめなす恵美ちゃんや、
何でもできるその弟の青春の葛藤、恵美ちゃんの友達、
いろいろな人を主人公に、でも全部恵美ちゃんとつながりのある人たちのお話です。
もこもこ雲はいろいろな人を主人公にして
みんなが苦しみながら、でも最後はやっぱり自分の力で
友達って何なのかを模索する物語を紡ぎます。

最後の2章は完成度がとても高く
重松さんの力をはっきりと感じます。

オトナもコドモも
みんな同じ事で悩んできた

だけど見上げた空は同じなんだね (2007-10-15)
[5点] 数ある重松本の中でもone of 秀逸!
この本の主人公は和泉恵美ちゃん。彼女が小学校4年から大学を経て社会人になって数年くらいまでのお話。短編が紡がれて一つの大きな物語になる構成。

すばらしいのは、短編ごとに主人公が変わること。最初の主人公は恵美ちゃん。次はその弟。その次は恵美ちゃんのクラスメイトの付和雷同タイプの堀田(ほった)ちゃん、そしてクラスメイトのはなちゃん、更に恵美ちゃんの弟のサッカー部の先輩の佐藤さん(この人が、サッカーの技量もないくせにコーチ面、先輩面したがるのだけど、うだつの上がらない、普通だったら物語の主人公にはなれないキャラなのだが、そういう佐藤君を主人公にしてしまうところが重松のすごいところだ。)

恵美ちゃんは元々は沢山の友だちがいた方がうれしい、ありがちな女の子だった。ところが小学生の時に交通事故に遭って以来、それを友だちのせいにして世をすねてひとりぼっちのクールな女の子になる。そして彼女がたった一人のかけがえのない友だちとするのが、交通事故の原因を作ってしまった女の子。

一般的には、友だちは少ないより多い方がいいという風潮があって、ひとりぼっちの子や友だちの少ない子は、その他大勢のドミナントにいじめられたり迫害されたりする。常に仲間には同質性を求めて、自分たちと違うことを許さない僕の大嫌いな日本的ムラ根性。そしてドミナント仲間に入れなかった子が自殺したりする。

しかし、一人でも揺るぎのない、芯の変わらない友だちがいれば、凡百の、自己保身のために明日は自分をいじめるかもしれない「みんな」と一緒にいるよりも幸せなのだ。
重松はそういう付和雷同する仲間達を称して「みんなぼっち」という。結局「みんなぼっち」は「ひとりぼっち」=孤独なのだ。

だからこの本で重松は「君は君でいい」と語りかけている。変わり者であろうと、多くの人間に受けなかろうと君は君でいいのだ。何の不足があろうか。君が存在するのは神様の思し召し。君の内にも神様の一部が入っているんだ。

そういうエッセンスを特に若く悩める君に汲み取ってほしい。そういう本だ。

(2007-09-17)
[5点] 友だちとは何か
 友達ってなんだろう…? 私がずっと抱えてきた悩みでした。
私は昔から、不特定多数と仲良くすることが苦手でした。
親友はいます。でも、その親友が遠くに行ってしまえば、私は1人ぼっちになってしまう…もがくようにクラスメイトに声をかけても、誰も相手にしてくれないし、話にはついていけません…。そんな自分に焦りを感じていました。小説の堀田ちゃんのように。

 でも、そんな必要なんてなかったんだな…この小説を読んで気付かされました。
友達を始めとする、大切な人はその数が大切なのではありません。大切なのは、その人をどれくらい愛しているかということ…。その人のことを一生忘れないくらい好きになること、一生忘れない思い出をつくること、その人を大事にすること…。
 私も今身の周りにいる友達、親友を、一生忘れないほどに、後悔のないように愛していけたら、大切に出来たらと思います。

 最後の章と、最後から2番目の章は特に泣けます。友達とは何か、その大切さを心に刻み付けてくるような小説です。 (2007-08-08)
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