ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3


【評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 8件
[5点] 7回読みました。
人生のドラマ、すべての喜怒哀楽が学べる貴重な1冊。
いろいろな環境の中から、人は生まれ育つ。
その中で、どのように生きたらいいのか、多くの視点と生命力が活字から伝わってくる。

運命と環境、時代に左右されながら、一生懸命に生きる2人の男、ケインとアベル。
冒険小説、ビジネス小説としても読める。

「夏目漱石のような心の内面の描写が素晴らしい」

2人の最後の再会の場面、言葉を交わすこともなく、お互いの気持ちが分かり合えたような、
そんな場面が、僕は大好きです。

この小説を、30人以上の友人・知人にプレゼントしてきました。
「おもしろかった」「一気に読んだ」との声を聴いて、とっても嬉しかった。

読む楽しさも大切です。
それ以上に、この本から、僕は学んで欲しいと心から願っています。
これからも、読み返したい大切な本です。 (2008-01-17)
[5点] 数奇な運命
ポーランドの片田舎で生まれたヴワデク(後のアベル)と、ボストンの名家で生まれたケインの人生を描いた大作。
おもしろかった!一気に読めました。
ヴワデクの壮絶な少年時代も、青年時代のホテルのウェイターから出世していく姿にも、
ケインの恵まれた環境と名家のプレッシャーの中で知恵と努力で銀行の中で地歩を固めていく姿にも、
興奮しました。
どちらの主人公も好人物で、私が好印象を持っているこの二人がお互いの立場の違いから仲たがいしてしまうのが、
二人に感情移入している私としては残念でありながら、また同時にドラマチックでわくわくしてすぐに下巻を読まずにはいられなくなりました。 (2008-01-02)
[5点] アベル、いい人です。
ちょっとした就活の息抜きに読んだつもりが、今ではすっかり嵌ってしまいました。
まったく対照的な境遇の二人の物語というのはあらすじからわかっていたのですが、それでもアベルは凄すぎますね。
アベルがどんどん成功する様を見ていると、心の底から応援したくなるので不思議です。 (2007-12-14)
[4点] 一気によみました。
上下巻、一気に読みました。野心有る青年のサクセスストーリー、親子愛、ビジネスでのライバルとの対決、20世紀のエポックメイキングの出来事(第一次、二次世界大戦)がうまくミックスされて、テンポ良く読ませます。 (2004-02-25)
[5点] こういう話おもしろいなあ。
デビュー作の百万ドルを取り返せとは一変して硬派な筆致で描かれる2人の一生をかけた争い。メインストーリーはそこにあるのだがおもしろさの本質はむしろアメリカの隆盛期といえる1900年代を舞台にした2人の人生そのもの。上巻のアベルのロードストーリーで描かれる破天荒な人生には思わずページをめくる手も早まる。復讐が人生の大きな部分を支配していたアベルの性格が徐々に陰湿なものになっていくのが空恐ろしく感じられた。ケインの人生にはまさにアメリカ的な人物像が垣間見れた。これは壮大なサクセスストーリーを軸に繰り広げられる現代アメリカ史であるといえるだろう。 (2003-03-20)
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